ゴールデンウィークを表現してシランとツツジを生ける
ゴールデンウィークを表現するといっても、なにしろ形而上のテーマになるわけであるから、ひとそれぞれ、思いもそれぞれで、何が何してなんとやらである。
それでそのテーマに合う花を探して我が100万坪の大庭園をうろうろと散策してみたら紫の花色も鮮やかなシランが咲いていたのである。
シラン(紫蘭)は別名を紅蘭(こうらん)、白笈(はくきゅう)と呼ばれ、ラン科シラン属の多年草である。
おおこれだ、何しろ紫蘭というぐらいであるから、花の王様の蘭の仲間である。
しらんがな。
やめろ。
ハイ。
とにかく、これ以上ゴールデンウィークにふさわしい花はあろうかと、勝手にこじつけていそいそと採集したのである。
その花の王様の蘭をいかにしたら活かせるかと、さらにうろうろと大庭園を歩き回ったら、白いツツジが今を盛りと花開いていたので、ううむ、これはいい、これを合わせればまさにゴールデンウィークの取り合わせだと、これも勝手にこじつけて、生け花用の花鋏では枝が太すぎて歯が立たないので、植木鋏を持ち出してバツンバツンと切ったのである。
さてさて、ゴールデンウィークが表現できたかどうかは見たもののお楽しみであるが、あたし的には大満足である。
いやー、生け花ってほんとにいいもんですね。
何が?
しらんがな。
・象気功
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