中秋の名月にススキを生ける

本日9月21日は中秋の名月いわゆる十五夜であるので、ススキを生けたのである。

根締めは柿である。

根締めとは、生け花で挿した花や枝などの根もとを締め形を整える花材である。

根締めとしてお月見団子になぞらえて柿を用いたわけである。

さすがにこのあたりが華道家としての象師匠の奥ゆかしい見識である。

無意味な自画自賛はこのくらいにして、十五夜飾りのススキはお神酒を入れる瓶子(へいし)に挿し、本数は3本あるいは5本程度の奇数で楚々と生けるのが本来であるが、もちろん運気の入り口としての道場の玄関ホールの生花であるから、本数にこだわらず、いつもの薄端に豪快に生けたのは言うまでもないことである。

残念ながら背景の杉板原木の壁がススキの黄土色と被って、肉眼とは違いあらいやんのお写真である。

朝から近所の野山を走り回ってススキを見つけたのであるが、時期が時期で草刈りの憂き目にあってこれがなかなか見つけるのに難渋して、帰りがけの道路の端つまり道端に生えてたものを頂いてきたのである。

来年からは最初から道端を探すのである。

てなことでひとつ。

象気功

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