ハナトラノオを生ける

ハナトラノオである。

つまり花の咲くトラノオであるが、もちろん我が象形流気功道場の庭園に半野生化したいわば野の花である。

花を生けるということは、これはこれでエネルギーを半端なく使うのである。

庭園にない場合は象形流華道の理念により自然の野の花野草樹木を生けるわけであるから、その採取だけでも野を走り山に分け入り、ときにはウサギやタヌキやヘビやスズメバチなどと出くわして命がけで生けるという、人間本来の野生を取り戻すべくあれこれする華の道である。

安直にお花屋さんで売ってるいわゆる養殖の花と違い、野の花は一旦切ると寿命が短いのでその一瞬を生けるということである。

さらにはその一瞬の氣をいただくのが象形流華道である。

ハナトラノオ(花虎の尾)、別名カクトラノオ(角虎の尾)はシソ科の植物で、北米東部原産の多年草で宿根草である。

日本では園芸植物としては一般的で、開花期は8~9月頃である。

性質が大変強く、耐寒性大暑性ともに強く、乾燥地よりは湿気のある土地が好みで、鉢植えの場合はとくに乾燥に注意が必要である。

一度植えると放置していても地下茎でよく増え半野生化するため、自然派の華道家としては世話のかからない花である。

象気功

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